PAL参加の皆様へ

緩和・支持・心のケア合同学術大会の開催変更に関するお知らせ

 今般の新型コロナウイルス(COVID-19)の感染によりお亡くなりになられた方、ご遺族の方々に心からお悔やみを申し上げます。そして、現在も闘病中の患者さん、ご家族をはじめ関係者すべての皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 現在、行動自粛や受療延期など困難な中で、多くの患者さんが病気に向き合っておられることと拝察いたします。状況を鑑み、合同学術集会は、京都国際会館での現地開催を断念し、完全Web方式で令和2(2020)年8月9日(日)~10日(月・祝)に開催させていただくことに決定しました。プログラムはライブと動画を組み合わせて開催しますので一部変更が生じます。詳細につきましては後日あらためましてご連絡させていただきます。 また、WEB開催のメリットを活かして、後日ある一定期間、動画配信期間を設定してご覧いただけるようにいたします。すでに準備をして来られた皆様には大変ご迷惑をおかけしますこと心よりお詫び申し上げます。


 PALの皆様におかれましては先行きが不透明な状況の中ですが、今後の変更点については逐次HP上でご報告いたします。皆様とこの困難と向き合い、多様な知恵を持ち寄って最善の準備を行っていけるよう組織委員会一同努力いたしますので、何卒、ご理解、ご助言、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2020年5月1日
合同学術大会 大会長 内富 庸介
国立がん研究センター

患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム) 募集要項
1. 募集期間
「ポスター発表なし」コース:2020年12月2日(月)10:00~ 5月22日(金) 7月10日(金)17:00まで延長 ※1
ポスター発表あり」コース:2020年12月2日(月)10:00~ 1月10日(金)17:00 締切ました
※1:定員になったら募集を終了させていただきます
2. 開催概要
日時 2020年6月19日(金)~6月20日(土) 8月9日(日)~10日(月・祝)
会場 京都国際会館・グランドプリンスホテル京都 完全WEB方式
大会長  内富 庸介(国立がん研究センター)
テーマ 多様性、対話、そして利他~Diversity , Dialogue and Altruism~
3. はじめに
緩和医療学会・サポーティブケア学会・サイコオンコロジー学会は、がんやその他の治癒困難な病気の全過程において、人々のQOL(生活の質)の向上を目指し、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学を発展させるための学際的かつ学術的研究を促進し、その実践と教育を通して社会に貢献することを目的とする学術団体です。学術大会は、医療者などの学会員が研究の成果を発表し、議論する場であり、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学の更なる向上を目的として開催される年次大会です。
2018年から第3期がん対策推進基本計画が動き出しました。緩和ケア研修会の要件も新たにみなおされ、心不全の緩和ケアも検討されています。前大会に引き続き本大会においても、がんに留まらず、がん以外の疾患や施設の枠を越えた緩和ケアのあり方を検討したいと考えています。特に、がん以外の疾患においての緩和ケアのあり方や地域で緩和ケアを提供するために、全ての医療者が実践する緩和ケア(基本的緩和ケア)と緩和ケアの専門家がチームで提供する緩和ケア(専門的緩和ケア)がどのように協働するのがよいのかを検討するとともに、アドバンス・ケア・プランニングなどエンド・オブ・ライフケアにも焦点を当てます。本学術大会では、患者さんやご家族、ご遺族の方々にもご参加いただき、多様化した社会とその声を取り入れ、その葛藤を乗り越えていく対話の場として位置づけていくことを目指し、昨年に引き続き患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム)を設置することとしました。
学術大会の内容は、医療者などの学会員を対象とした高度かつ専門的なものであり、研究段階のものも含まれます。また、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PALに参加いただく際には、緩和医療・サポーティブケア・サイコオンコロジー学会とその学術大会の意味をご理解いただくとともに、この募集要項をよく読んだ上でご参加いただきますよう、お願い申し上げます。
4. PALの目的
  1. 患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人が、国内外の緩和医療・支持医療・精神腫瘍学に関する知識と最新の情報を得ていただくこと。
  2. 学術大会への参加で得られた知識や情報をもとに学術大会参加者との対話を深め、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学の普及・啓発・向上と患者・家族・遺族を支援する活動に活かしていただくこと。
5. PALの概要
  1. 参加者は、合同学術大会2020に参加費3,000円で参加できます。
  2. 参加者は、合同学術大会2020におけるセッションの聴講と、ポスターの閲覧ができます(一部企業共催セミナーを除く)。
6. 応募資格
  1. がんや緩和医療・支持医療・精神腫瘍学に関わる疾患の患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人であること。
  2. PALの目的を理解し、募集要項の内容と各学会からの指示を遵守すること。
  3. 学術大会期間中に、「PALオリエンテーション」「PALランチョンセミナー」に出席すること。
  4. PALへの参加後、アンケートの提出、及び、学術大会で得られた知識や情報をもとに、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学の普及と啓発、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学や患者・家族への支援を向上させるための活動を行うこと。
  5. 特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体の運営者または個人でないこと。
  6. 特定の政治団体、宗教団体を支持する団体の運営者または個人でないこと。
(※)上記応募資格をお守りいただけない場合は、選考後であっても参加取り消しや、次年度以降のPAL参加をお断りする場合がありますので、ご了承ください。
(※)医師・歯科医師・メディカルスタッフ(看護師・薬剤師・放射線技師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士等の医師以外の医療従事者)・医療関係者・企業の方は一般参加としてご参加いただき、PALでの交流をしてください。
7. PALの参加タイプと募集人員
PALの
参加タイプ
「ポスター発表なし」コース ポスター発表あり」コース
参加条件 ・応募資格を満たすこと ・応募資格を満たすこと
・ポスターセッション発表
参加費 3,000円
入金方法は銀行振込
無料
募集人員 100人(先着順) 30人
  1. 「ポスター発表なし」コース参加者
    * 参加費:3,000円
    * 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすこと(ポスターセッション発表は必要ありません)
    選考を行った結果、一般参加が相当と判断し、PAL枠での参加をお断りする場合があります(一般参加でも、PALプログラムのセッションへは参加可能です)。
    * 応募方法:下部にリンクしているオンライン事前参加登録システムの登録フォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。応募動機を200字程度でご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。
    * 「ポスター発表なし」コースで参加される方の選考結果は、5月7月中旬頃から先着順に随時通知する予定をしております。定員に達した場合、お断りさせていただくことがあります。7月10日に申込を締め切った後に一斉に選考を行い、7月中旬頃に選考結果を通知いたします。
  2. ポスター発表あり」コース参加者
    * 参加費:無料
    * 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすとともに、ポスターセッション発表を行うこと。
    * 応募方法:下部にリンクしているオンライン事前参加登録システムの登録フォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。これまでのご自身の患者支援の活動歴、ポスター抄録(600字以内)をご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。
    * 抄録募集カテゴリー:以下の中からお選び下さい。
    緩和ケア 市民啓発 患者教育 ピアサポート アピアランス
    心のケア サバイバーシップ 就労支援 相談支援 医療情報の提供
    臨床試験 副作用 家族・遺族ケア その他  
    * 文字数:全角600文字以内でご作成ください。
    オンライン事前参加登録システムの抄録の欄に1/10(金)17時までに入力ください。
8. PALへの参加にあたっての注意事項
    【遵 守 事 項】
  1. 本学会のPALに初めて参加される方は、PAL参加者を対象として開催される「PALオリエンテーション」に必ず出席してください。
  2. PAL参加者を対象として開催される「PALランチョンセミナー」について、学術大会に参加している日には、必ず出席してください。(テーマは調整中です)。
  3. PAL参加者は、学術大会におけるセッションを聴講できますが、以下の事項について遵守いただくことをご承知おきください。
    • 主催者や座長の許可がない限り、原則セッションでの発言や質問は禁止されています。
    • 企業等がスポンサーとなって開催されるランチョンセミナーには参加できません。
    • セッションやプログラムの一部については、参加できないものがあります。「PALオリエンテーション」の指示に従ってください。
    • セッションやポスターについて、写真撮影や録画、録音は禁止されています。
    • SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等での発信を含め、参加者および学術大会関係者の個別の発表や発言について発信する場合には、学術大会の取材規定に従ってください。
    • その他、「PALオリエンテーション」および学術大会当日の掲示等の指示に従ってください。
    【留 意 点】
  1. PALは、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学の普及と啓発、緩和医療・支持医療・精神腫瘍学や患者・家族への支援を向上させるための活動に活かしていただくことを目的としています。参加者個人が、自身や家族の治療のために特定の内容を学ぶことや、医療者に助言やセカンドオピニオンを求めることを目的としてはいないことをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
  2. 緩和医療・支持医療・精神腫瘍学は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PAL参加者が、自身の経験などと重ねあわせて考えることにより、精神的な負担を感じる可能性があることをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
  3. 緩和医療・支持医療・精神腫瘍学はその研究において、個々の患者さんの詳しい病状や経過、気持ちや背景などを対象とする場合があります。学術大会での発表にあたり、氏名などの個人情報は保護されていますが、個々の患者さんのプライバシーに関わる内容が含まれる可能性があります。学術大会で発表された個々の患者さんのプライバシーに関わる内容について、PAL参加者はその内容を公表しないようご注意ください。
(※)上記注意事項をお守りいただけない場合は、選考後であっても参加取り消しや、次年度以降のPAL参加をお断りする場合がありますので、ご了承ください。
9. 選考方法
  1. ポスター発表あり」コース、「ポスター発表なし」コースいずれも、募集要項の「応募資格」を満たしていることを条件として、オンラインで登録された内容をもとに、ワーキンググループにて選考を行います。
  2. ポスター発表あり」コースは抄録について、合同学術大会2020組織委員会・ワーキンググループによる査読が行われます。学会の趣旨に合わない報告については、修正のお願いや発表をお断りすることがあります。
  3. オンラインで登録された内容や個人情報は、PAL参加選考及び運営事務局からの連絡にのみ使用いたします。
  4. 選考について、ワーキンググループへのお問い合わせはご遠慮ください。
10. PALプログラム
  • PALランチョンセミナー「支持医療」「サイコオンコロジーって何をしてくれるの?」
  • PAL企画「模擬カンファレンス」
11. PALワーキンググループ メンバー
大会側代表:秋月 伸哉
患者側代表:天野 慎介
患者側担当:桜井なおみ
患者側担当:野田真由美
患者側担当:松本 陽子
大会側担当:渡邊 清高
大会側担当:梅田 恵
大会側担当:西森 久和
12. 応募から採択後のプロセスについて
応募期間 ポスター発表あり」コース 12月2日(月)10:00~
1月10日(金)17:00まで
締切ました
オンラインで参加登録をし、ご自身の患者支援の活動歴、ポスター抄録を入力ください。
※参加登録情報の修正は5/22まで可能です。(※1)
「ポスター発表なし」コース 12月2日(月)10:00~
5月22日(金)
7月10日(金)17:00まで
オンラインで参加登録をしてください。
※参加登録情報の修正は5/22 7/10 17:00まで可能です。
選考結果通知 ポスター発表あり」コース 2月下旬頃 抄録の査読を2月に行います。選考結果は2月下旬頃にお知らせします。
「ポスター発表なし」コース 5月7月中旬以降
先着順に随時
申し込まれた内容を元に選考を行い、先着順に随時通知させていただきます。
選考結果の通知が届きました方に、参加費振込口座をお知らせいたします。
学術大会当日 2020年6月19日(金)~6月20日(土)
8月9日(日)~10日(月・祝)
参加にあたっての注意事項をよくお読みになって、大会にご参加ください。
(※1)住所等の登録内容の修正は5月22日(金)まで可能ですが、活動歴や抄録、順守項目などは1月10日(金)17:00時点の登録内容で選考・査読を行います。それ以降の上記項目の修正は受付けませんのでご了承ください。

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